2023年2月23日笑の大学(PARCO劇場)
初見。映画も未見です。
・1時間50分休憩なし
何度も身をよじってしまった
・帰ってこい、とすら言ってはいけないご時世があってたまるかよ。と思うよね。
・和気あいあいからどうピリッとくるのかな〜って気にしてる内に和気あいあいで終わりそうになる→ピリッとする→和気あいあい
な流れではあった。
ピリッがまぁまぁ重いので向坂さんが絆されててもそこまで気にならないかな…。
向坂覚醒で出兵の展開が変わることはなく親友ルート直進、なので、甘さに突っ切らないようにはなっている。
しかし向坂が公私混同で職権乱用してた(んだよね?聞き取りにくかった)のはちょっと都合良すぎる。叶わなかったけど。
・主人公を定めるなら向坂なんだろうな。
最初は椿が主人公に見えるけど、向坂が笑いを知るまでみたいな話だから。でも今までどうやって笑わなかったんだろう…椿がそりゃすごい人に見えるだろうけどそれは刷り込みみたいなものだし、それでいて「聞きたくなかった」と言うのも虫が良すぎる。
笑わない、というのはフェイクだったというオチも考えながら観てたが違った。
・穴があるといえばあるし、三谷幸喜が若い頃の戯曲って感じがすごくあった。
・最後、暗転して拍手がある中で明転した時、椿も出てきて、向坂と小道具はそのまま、という位置で2人が向かい合い目を合わせているという終わりの情景が用意されていて、あれは何だろうと一瞬で考えを巡らす。
椿が帰ってきたのかもしれないし、二人の、或いはどちらかの心象風景かもしれないし、カテコ開始時のちょっとしたお遊びだったのかもしれないし。
そこからはそのままカテコになった。明転して板付きの役者が動き出し袖から他の役者が出てくる…というカテコの始まりがよくあるけど、あの妙な感じが払拭されていた。
・そりゃもう笑いが起こるし、笑い故の拍手も起こる。客席が参加する感覚が分かりやすくて喜劇は楽しい…。(この作品は喜劇だけではないけれど)
向坂が「繰り返しの笑いは3回まで!」と言ったところでも拍手が起きてた。
・笑っていいところじゃなさそうなところでも軽く笑いが起きて客席に迷いが生じてるの面白いと思う。笑うところじゃなかった?なら何故笑うところじゃなかったんだろう?って考えてるあの空気。
・パンフの稽古写真では手を取ったり抱きついたりしてるけど、本編でそんなスキンシップなかった気がするな。
・見目麗しめの役者陣だったから、過去公演のBDを買うか非常〜に迷ったが、1回観たら終わりになりそうだしどちらかというと戯曲が読みたいな、と思って買わなかった。
なぜかオケピ!のCDは買った。
・瀬戸康史の声が前に世田パブでみたより聞き取りやすかった。
内野聖陽がキャラもあって聞き取りにくい。でもいかんせん芝居がうまくて分かりやすい。演技のできない演技うまい。
・子供が見に来てて、おお英才教育と思ったんだけど、親子ペア券が出てたらしい。その親子が使ってるかは知らないがサービスつける演目にしてはやや渋いな。でも三谷幸喜なら未来の観客育つかな。
・自分の列と同じくらいの列のセンターブロックにカメラ入ってて、そこなんだ!?と思った。まあそうか。
・開場中に当時のコメディソングとか(と思われる歌)が流れていた。
クレジット
作・演出
三谷幸喜
STAFF
美術=堀尾幸雄
照明=服部基・小沢淳
音楽=荻野清子
音響=井上正弘・鹿野英之
衣裳=前田文子
ヘアメイク=宮内宏明
演出助手=大澤遊
舞台監督=福澤諭志
宣伝PR=る・ひまわり
宣伝美術=榎本太郎
宣伝写真=尾嶝 太
プロデューサー=佐藤玄・藤井綾子
製作=宇都宮誠樹