観劇鑑賞メモ

諸々の自分用メモです。4季のオタクです。

2021年10月31日夜ナイツ・テイル(帝国劇場)

3階席から。
刺さりませんでした。


演出が目新しくない。
ジュリー・テイモアを彷彿とさせる諸々のパペットやでかい顔。


舞台床に照明が仕込んであるのは上から見て楽しかった。
派手だなあ。


はじめと終わりに劇のための口上があって夏夢みたいなメタ演劇の体を成しているから好みのはずなのに、なんか琴線に触れなかった。

そういう枠組みで私がキュンとするのが、この人はこの役を偶々演じているだけなんだなと感じられる瞬間で、今作の場合はそれがないからかもしれない。
主演二人が堂本光一井上芳雄以外の何者でもなく、登場からずっとどう見ても主演でしかない。
他の人も同様。アンサンブルとネームドの人が決して並列にならない。

あと、動物を人が表したり、手だけで蝶々になったり、自由な演出が逆に統一感ないのも肌に合わなかった。
それだけ自由にやるなら人物ももっと自由でいいし、人物があれでしかならないなら動植物も何か同じやり方でやったらいいのでは。
小道具もなんで樽は樽なんだよ。


花とかをボンッて置いていくのおもしろ(でも謎)
ちゃんと立つよう重し入ってるのかな


和風の微妙な取り入れ方……。

和太鼓(太鼓自体は原案戯曲にあるらしい)、足軽みたいな鎧、作務衣っぽい服、戦国時代の戦で一部の人が背負ってた旗。

それだけならまだ納得するけど全体的にはそうじゃない。

衣裳も謎が多いなと思ったのだが、何かそれなりのこだわりがあるんだろうか。
こだわりがあっても謎だと思わせたら意味ないと思うけど。


大体山科さんを目で追ってた(ワイルドになってる…)のと、観てるうちに水野貴以さんが出てることに気づいたのでそこ観てた。



キャスト

アーサイト:堂本光一
パラモン:井上芳雄
エミーリア:音月桂
牢番の娘:上白石萌音
ヒポリタ:島田歌穂
シーシアス:岸祐二
ジェロルド:大澄賢也

アンサンブルキャスト

三人の王妃:折井理子
三人の王妃:七瀬りりこ
三人の王妃:水野貴以
牢番:小西のりゆき
ピリソス:中井智彦
ペンセアス:神田恭兵
雄鹿:松野乃知

石井亜早実
咲花莉帆
遠藤令
富田亜希
門間めい
知念紗那
酒井比那
尾久葉優衣
原 梓
柴田実奈
田中真由
萬谷法英
広瀬斗史輝
山科諒馬
樋口祥久
後藤裕磨
茶谷健太
シュート・チェン
前山義高
東間一貴
中野太

和太鼓:内藤哲郎
篠笛・能管:武田朋子
津軽三味線:松橋礼香
尺八:小濱明人(東京・福岡公演)/小湊昭尚(大阪公演)