観劇鑑賞メモ

諸々の自分用メモです。4季のオタクです。

2021年9月24日ドッグファイト(シアタークリエ)

中央通路ドセン。

・クリエは中央通路にも柵があるから、人の前を通って入らなければならない席だった…。
めちゃくちゃよく見えた。人の頭はほぼ被らない。

・照明の移り変わりがはっきりしていた。

・バンドは舞台下手の2階にいる。

・一度しか観てない私が気付くレベルで前回と演出が違う点が多々あった。
舞台美術は前回と大体同じな気がする。
衣裳は結構違うのかな?
エディの赤シャツ&黒パンツがベルナルドっぽいと同時に、ネクタイでルパンっぽい。
ラストに出迎えるローズ、前回はもっとヒッピーぽい感じだった気がするけど、青いワンピースに後ろ結びだった。
パーティー行く前の着替えのシーンで前回下着姿になってた気がしたけど違った?今回は二人のシーンでしかならなかった。

・ちょくちょくバランス崩してくる坂元健児(笑)相変わらず美声だった。

・屋良くんの最後の演技は流石であった。
帰ってきたときのソロは伸びで声がぶれてしまう。
ダンスはカテコ(Bows?)でたくさん踊ってた。

・ローズのガニ股歩き。

・カテコの昆ちゃんのダンスかわいかった。

・2幕構成だけど1幕短く感じた(65分?)

・前説は普通だったけど、終わりの時差退場アナウンスがエディとローズでかわいかった。あれならみんな聞く。

・前半分は埋まってたけど後ろが全然だった。グループ間の間隔空けられてるし、さらに後方はガラガラ。
拍手少ないと思った(でもスタオベはあった)

・ダンスから立って手拍子するファンもちらほら

・意識して聴くと確かにDEHでラ・ラ・ランドでグレイストショーマンというのが分からなくもない…?新しい感じの音楽。でも前回そう思ったかな?
所々不穏に感じる音楽が入ってて、サイゴンとかパレードとかフォリーズとかを思い出したけど具体的にどう似てるのか分からなかった。楽器?
→Come to a Partyの入りとかかな

・前回観たときは「カウンターカルチャー」という言葉を覚えたてで、その時代背景に一番目が行ったけど、今回はフェミニズム(「やられたままでいられるか!」っていう女子二人の歌とか)や、ルッキズムホモソーシャルとか、この数年で自分の中に増えた視点から新しく考えられる部分が色々あった。

・戦地に向かう前の若い兵隊の性的な横暴さ、という点では、日本の戦時中に徴兵前の若者が村の娘をレイプしてた話をTwitterで読んだばかりだったので、未知の闘いや死への恐怖が引き起こす危険って、人間の戦争を考える上で一つの切り口として確かにあるんだな……と思った。(若い男=危険ということではない)
もっとも、ドッグファイトの若者たちは闘いとは何か、死とは何かをよく理解していなくて、すべては「漠然とした恐怖」でしかない。タトゥーを入れる場面でも思った。漠然としてる……。ただ自らをヒーローとして捉え、周りと差別化する以外に身の保ち方が無い。

・娼婦を結局脅してたの怖かった。レイプ未遂だったし無理やり取り付けた合意じゃん。お金はもらってたけど、身体が限界だから無理だって言ってたのに、無茶したらその分失うものがあるはず。「なくなるもんじゃない」ではない。前回、私はこの辺をあまり分かってなかった気がする。

・主役二人の関係性の変化が何かっぽい…→花男かな?と思ったけど、エディの問題は道明寺司のようなお育ちのことではなく、海兵隊員としてのアイデンティティの持ち方とか、作者達がパンフで言ってるような無知や教育不足だから、一層悲惨で危険なところがある。

・ドセンの視界、大正解がこれか!って感じでめちゃくちゃ気持ちよかった。

・昆ちゃん、メリリーの時に思っていたより背が低くてびっくりした(今思うと周りの背が高かった)んだけど、今回は衣裳のバランスも相まって「少女」って感じが強かった。最初とラストシーンは大人っぽい。エディの少年みとローズの少女みが強いと、それだけ物語の悲壮感が増すと同時に、その先に見える「未来」を感じられて良いと思う。「おかえりなさい」が引き立つ。

・客席指して話すなw

・前回観たのは2017だったけど2015の映像見る限り舞台装置も結構違う。ローズがパーティに行く前にママと話しながら歌う場面、今回はレストランのフロアだったけど、前はローズの部屋だったよねそうだった~とか。

・見守って歌ってる黒い人たち全く記憶に無い!見守られながら初夜……。



スタッフ

作曲・作詞
ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール
脚本
ピーター・ドゥシャン
翻訳
小田島恒志
訳詞
高橋亜子
演出
山田和也
音楽監督
玉麻尚一
歌唱指導
高野絹也
振付
加賀谷一肇
美術
中根聡子
照明
倉本泰史
音響
大坪正仁・西村和憲
衣裳
西原梨恵
ヘアメイク
野澤幸雄(スタジオAD)
舞台監督
松村わかな
演出助手
末永陽一
音楽コーディネート
東宝ミュージック
稽古ピアノ
大隅一菜・若林優美
プロデューサー
服部優希・鈴木隆
宣伝美術
江口伸二郎
宣伝写真
設楽光徳
製作
東宝関西テレビ放送


キャスト

エディ・バードレイス 屋良朝幸 
ローズ・フェニー 昆 夏美
ボーランド 藤岡正明
バーンスタイン 大久保祥太郎
フェクター小川 優(ジャニーズJr.)
ティーヴンス 今江大地(関西ジャニーズJr.)
ギブス 一色洋平
ルース・トゥーベアーズ 池谷祐子
ローズのママ 彩乃かなみ
ラウンジ・シンガー 坂元健児
マーシー 壮 一帆