観劇鑑賞メモ

諸々の自分用メモです。4季のオタクです。

2021年9月25日夜 雨(世田谷パブリックシアター)

1FのU-30で安くなったS席。

・もぎりに持っていったら「はみ出る席なので申し訳ありませんがこちらの内側の席で」と別のチケットを渡された。
元々抽選だったから席位置にこだわりなかったし、行ったら近くてとても見やすい席だった。(段差無かったので頭は被ったけど)
舞台かなり近かった。
舞台の振動がかなり来る。キャッツの回転席みたいな。

・元々の席は下手の端で、パーカッション前だから潰れた?のかな。座席表のところで、その席含め下手の何席かは白い紙が貼ってあった。

・後味悪いんだろうなあと思ったけど、まさしく井上ひさしだったね…。

・平畠の人々が、徳を喜左衛門に仕立て上げることをどの時点から企んでいたのか。
おたかは彼が本物ではないとわかった後も放置したのは、企みが既にあったからだよね。
親孝行屋が徳を見つけてあれこれ吹き込んだことも、偽物の喜左衛門をわざわざ連れてくる為の動きだったんだろうし、配役だけじゃなく、親孝行屋=使者ってことな気もするし。

・盆舞台だよやったー!
はじまりのシーン楽しい。

・舞台装置は何を模してるんだろう

・土屋さんまたイロモノ枠だったんだけど、天狗学の専門家の「るーみっくの世界にいそう」な感じがすごかった。

・方言がすごい!!!!平畠の言葉をさんざん聞いてから江戸弁を聞くと「江戸弁も方言!!!!」って感じがすごい。
方言の操る役者さんが本当にすごい。「何言ってるのか分からない」レベルの(実在するのか?)言葉をネイティブのように繰り出す(ネイティブなのか?)
東北の方言としてユタとかで馴染みのある表現もたくさん。まんず、なっす。

・最後の追い詰められる所でも結構笑いが起きてて、たぶん作者の思うツボな客席だった。
後ろのおじさん沢山笑ってた。すごい座り方してたな。

・紅屋がやっていた不正についておたかが説明しながら白装束着させられる場面、言葉が分からないのもあって意識飛びつつあった。
日本語の芝居観てて「言葉が分からない(役者はうまい)」って体験ができる脚本作る井上ひさし、やっぱすごいよな…。1場面じゃなくてほぼ全編で。
また同じ平畠弁でも、地位によって言葉遣いも違っていたり、非常に細かった、と思う。

・あとみんな、歌がうまい。

・紅花、ぜんぶ作ったんだな……!
あれずっと見えてたら森新太郎のパレード。



作 井上ひさし
演出 栗山民也

出演
山西惇、倉科カナ / 久保酎吉、石田圭祐、木村靖司、土屋佑壱、櫻井章喜 / 前田亜季 / チョウヨンホ、野坂弘、薄平広樹 / 花王おさむ / 俵和也、助川嘉隆、南里双六、頼田昂治、村岡哲至、岡部雄馬、川飛舞花、元田牧子、武者真由、尾身美詞、榎本ゆう、宮松ぼたん / 熊谷大輔