観劇鑑賞メモ

諸々の自分用メモです。4季のオタクです。

2022年8月6日ビー・モア・チル(新国立中劇場)

まさか日本でやるとは思ってませんでした。
未見なのに思い入れがあるという謎オタクだったので、観るまで本当に胃が痛くて不安だったけど、余計なローカル演出がほとんどなくて良かった。

中通路より後方の上手ブロック。


●総括
・良い意味で雑めな展開、オタクが好きそうな麻薬感、癖になるの凄くよく分かるし、生バンドの音響やかっこいい映写も良かった。

・手拍子シーンがいくつかあったけど全部は乗れなかった。よく見たいので…。

●訳について
・イッツフロムジャパンはメイドインジャパンになってて分かりやすい。
・けどSQUIPSongであの高音シャウトが無いのは寂しいし物足りない。
・and then...は「でも」。
・quick?は「救いを手に入れた?」になっててそこも分かりやすかった。
・バスルームはトイレじゃなくてバスルームなんだなと思った。
・歌詞のBe more chillは、「チル・系・に」で繰り返した後にSQUIPのエコー掛かるところで英語になってた。
・I like gay peopleは「ゲイの人って、いいよね!」になってたし堂々と客席に向かって言い放っていった なるほど
・デ・ニーロとか、ジョー・ペシとか、例えば四季ならまっさきに消えていきそうな固有名詞が生きてたし、結構逐語訳だった気がする、、
・マイケルが助けに来るところは「出番だマイケル」だっけ。
・みんなやるよ変換ミス!(元:オートコレクトには気をつけて、だっけ)

●演出とか美術とか
・ジェレミーのノーパソにSUのスティーブンのステッカーが貼ってあるのが、元の通りで嬉しかった。新国立劇場の舞台にSU😂
・映像が本当に面白かった。病院になる前に、SQUIPが壊れたときの映像がもう一回映ったのであれ?と思ったらやはりミスだったよう。
・リッチのロッカーになったり、バスルームのドアになったりするドア、細くない?
・そういえば、わざとらしい髪色チェンジがなかったな。外見において「アメリカ人ぽくする」ってことがなかった。わりと等身大で入ってきた。例えばブルックがブロンドじゃない、とか。それが良かった。

●曲や場面のこと
・モアザン〜の「わああ、BE MORE CHILLを観ている……」観。
・アップグレードは、クリケットとかやろうようち今両親いないし、のくだりがなかった?→WEとかから無いみたい
・Smartphone Hour、あれみんな女子になるんだっけ?日本だけだったらちょっとやだ。→今のところ世界共通、オリジナルからずっとそうだった。

●演者メモ

・薮くん
この日は「単純に、歌が、下手…。」と思いました。ジョセフよりそう感じた。
ともあれオナニーしてたし「(オタクじゃなくて)マニアって呼んでくれる?」とかも言ってたし安心した!
最初の半裸薮くんもオタク(ナード)として説得力のある「細身だけど余計な筋肉もない」感じで安心した。ジャニーズ仕様でバキバキに絞まってたらどうしようかと。(舞台に立つジャニーズはバキバキだという思い込み)
ジェレミーについて、ブルックとキスして次出てくる時のジェレミー、ベルト締めてるってことは致している…?

・井上さん
もっと無難なクリスティンになることを恐れていたからちゃんとエキセントリックガール感が残っててよかった。ステファニーさんの域になることはそもそも期待していなかったのもあってそう思えた😂
あとこれは井上さんというより演技指導の問題な気がするけど、ボウリング場パフォーマンスのくだりはちょっと客席の笑いに頼ってた……面白かったけど。
クリスティンのSQUIPはミシェル・オバマなんだw

・清史郎くん
台詞の発し方がちゃんと舞台俳優で、歌もめっちゃ上手いわけじゃないんだけど、力み方とかよく考えて喋ってるし、薮くんとの色調の差みたいなものが出ていた。しかし通じ合ってる親友感が無かった。って観たときは引っ掛かったんだけどむしろ正解なのかも。完璧に通じ合ってたらああいうことにはならないので…。

バスルーム、少しウルッとした。正直一幕ラストの薮くんの歌は眠気が来ちゃったんだが、バスルームの清史郎マイケルはずっと見ていられたというか見ていたかった。

サラザーのイメージが強いので、小さいマイケルは新鮮だった。でも彼がやってくれて良かったなあ。

うーんかわいかった。。

・ブラザー・トム
そこまでブラザー・トム感を引っ張る必要あるのか…。

横山だいすけ
SQUIPがアルコールでバグる場面で「こーんにーちはー」っていうお兄さんになってしまうところがあり、ここが原語版だと日本語が出るところか?
衣裳が段々グレードアップしていくのがやっぱり面白かった、あとロングコートはかっこいい。
「オナニー」もちゃんと言っていてよかった。
前説がSQUIPだったのも面白かった。

●その他メモ
・プリンスとプリンセス(そっちのプリンスかい)
・最後のリッチがモゴモゴ言ってるところ面白かったもっと笑いたかった→元のリッチが滑舌悪いことの表現だったらしい!他の場面で全然気付かなかった。
・おれバイセクシャルだ!とか言っててそこにマイケルが出てくるので面白かった。

STAFF
原作:ネッド・ヴィジー
脚本:ジョー・トラックス
音楽/歌詞:ジョー・アイコニス
演出:スティーヴン・ブラケット
振付:チェイス・ブロック
演出補:豊田めぐみ
翻訳/訳詞/通訳:土器屋利行
音楽監督:桑原まこ
歌唱指導:高原紳輔
音響:武田安記
ヘアメイク:佐藤裕子
舞台監督:南部丈
製作:TBS

CAST
薮宏太(Hey! Say! JUMP
加藤清史郎
井上小百合
木戸邑弥
内海啓貴
斎藤瑠希
ダンドイ舞莉花
ラリソン彩華
ブラザートム
横山だいすけ