観劇鑑賞メモ

諸々の自分用メモです。4季のオタクとしての感想おおめ。

2024年1月28日ケン・ヒル版オペラ座の怪人(シアターオーブ)

1階後方
初めてのケン・ヒル版



・おもしろ〜い!

・原作の重苦しくて見方によっては馬鹿馬鹿しい部分を、思い切りコメディに振っている……。

・字幕はギリーだけど発音ジリー、字幕はリシャードだけど発音リシャール

・限りなくハッピーエンドに近い。
人が死んではいるけど思ったより死んでない。

・音が良く聴こえる。
アンコールゲッセマネはハンドマイクのせいか本編ほどきれいに響いてなかった。

・コメディの強さが映画『オペラの怪人』(1943年)に近いような。だいぶおぼろげな記憶だからまた観たら違うかも。

・ベンのポップスっぽい高音ハスキーボイスが怪人の「音楽の天使」っぽさを増しているように思えた。クラシックな歌い方をする他の登場人物と違う。

・バレリーナによるクリスティーンパパの説明にバレエの「死」のマイムが入ってるように見えた。

・ALW版がいかにフェティシズムによって脚色されているかが分かるな……。
クリスティーンの性格がまっすぐで気持ち良い。これでいいじゃん!

・心臓が右にあって助かった人が腕釣ってるのおもしろすぎる。

・客席降り楽しすぎる!
ボックス席……じゃなくてバルコニー席も使われてて、あれはオーブ独自の演出?ボックス席があったらやってるのかな?
そしてあの進行は、舞台上とバルコニー席が同じ場所ということ…?

・クリスティーン背が高かったな。圧巻の歌声。

・普通にファウストも観たくなる。

・花嫁衣装を着たクリスティーンを見た怪人の感動の仕方が同情を誘う。

・追加されたドヴォルザークのアリア、どれ?湖で放置されるところ?

・「彼は友なしに死ぬのではないのだ」「これでおしまい」

・アンコールゲッセマネ、オケ編成のためか私が聴いて分かる程度のアレンジがあって、ドラムのタンバリンみたいな部分(シンバル?)の主張が強めだった。
高音を自在に操るベン・フォスター。
始まる前に日本語と英語で「ベンはこの曲でオーディション番組で優勝し…」みたいな紹介があった。
歌い終わって、東京のオーブに来て歌えて良かったよ〜的なことを言って去った。