2021年8月25日戦火の馬(NTL)
初見です。
【1幕】
・正義のある戦争なんてないよな…
(正義をキーワードにして隊を鼓舞する中尉を見て)
・新聞では順調だって言われるけど周りでどんどん人が死んでいく。どこも同じ。
・スコットランド?
あの音楽は実在するのかな。
・馬が成長する瞬間の感動。
・仔馬時代は女性が、大きくなってからは男性が演じるけど、いずれも3人ずつ。
上に人が乗れるのすごいな!びっくりした。
・操作する人(パペティアというのかね)は持つところだけ見ているタイプ。
・馬の中身、という感じではない気がする。
馬を取り巻き導いていく何か。
勿論人間でもない。
・戦争に行くまでの時間が長いので、War Horseというタイトルからして戦争に行くことは分かってる分つらい。
・父テッドの悪口を許さない母ローズの話、前の戦争に父が(兄のアーサーとは異なり)行かなかったことも触れるのが、本当根深い…。
・休憩中の広告によるとリージョンフリーのDVDが出てるらしい。
あの広告、中継当時のをそのまま流してるっぽかった。
本編中のカメラワークも時々ズレたり振り戻したりしてて、あれは中継映像だからなんだろうな。
・二幕頭に原作者と演出家の一人(共同演出だから)への舞台上でのインタビューと、メイキング映像があった。
・第一次世界大戦なのか(そこから)
台詞に出てくる「前の戦争」、ってどの戦争?
・原作は馬の一人称なのか!読んでみたい。
『猫の帰還』も描くものがが近かった気がするけどあれは三人称だった。
・ドイツでドイツ語上演もしたのかーー!
そこに原作者もちゃんと関わってるのがすごい。(キャストに話をしにいった)
1幕時点ではドイツ語出てこないけど、2幕の表現はどうしたんだろう。アリージャンスみたいに交差するときだけ英語になるとか?
英語上演のときも、ドイツ語やフランス語の字幕でこそ分かる部分は、上演時にも映像字幕が実は併用されたりしていたんだろうか。
・来日公演もあったん?→2014年の夏にオーブでやってた。聞いたような聞かなかったような…?
ブロードウェイでトニー獲ったのが2011年か。多分そこでこの作品を初めて知った気がする。おそらくその頃はイギリスのものだと知らなかった。
・「戦争や軍隊結成から100年後に平和の物語を上演できた」という原作者の話で泣きそう。
「政治は議論の余地があるが悲しみに議論はない」っていうのも…。
・あ〜背景の絵は破ったページなのか〜
背景の絵は渦巻(うずまき)派とかの絵から着想を得てるらしい。渦巻派初めて聞いた。
歌の人が中尉の絵で語っているということなのか(すべてメイキングで理解)
・メイキングによるとワークショップを経て長い時間をかけて創られた作品のようで、初期段階ではまだエクウスみたいに馬の頭を人が被ったりしていた。
特定の人がデザインした馬ではなく、あくまでハンドスプリングパペットカンパニーとプロダクションが一緒に作っていった馬ということ?
・またウィキペディアによると2007年が初演。長い作品なんだな…
【2幕】
・トップソーン😢😢😢
・ドイツの大尉が馬にも人にも良い人で、ジョーイを守るために撃たれてしまったのがかなりつらい。
でも彼があそこで前に立たなければジョーイはあの場を切り抜けられただろうか。
・ビリーがナイフで刺されるのも、ナイフの出し方からして何か良からぬことが起きるんだろうとは思ってたけどつらい。
・コイントスでイギリス側に戻ってくるというすごい…
・会える話で良かった。たくさん人は死んだけど。
・彼の馬なんだ!って台詞で笑いが起こってたのがイギリスらしいというか、アメリカでも笑いが起こりそうな気がする。日本では笑わなかったんじゃないかな。
・ニコルズ中尉も、大尉も、エミリーも、アルバートと会うことはなかったけど、ジョーイの記憶の中には残る。
あ〜これがはじめの歌詞とも繋がる部分なのかな…。
・フィナーレで後ろに今まで出会った人達が並んでるの泣いてしまう。
・カテコでもガチョウ大人気じゃん!
・パンフレット無かったー(入荷が)
・原作の馬目線、人の台詞ばかりだと薄れるけど、馬だけの見せ場(特に終盤、中間地帯で絡まるまで戦火をくぐり抜けてるシーン)もあるし、全体的にやはり見ごたえある。
・劇団四季これの上演権買いませんか?もう買ってる?
日本でやるなら四季しかないやろ…と思うんだけど。(パペットに限らず、俳優のネームバリューに頼らず技術で勝負できる点も含めて)
もちろん公開オーデションでやってもいいと思うけど。
クレジット
原作:マイケル・モーパーゴ
脚色:ニック・スタフォード
演出:マリアンヌ・エリオット、トム・モリス
主演:SIÔN DANIEL YOUNG