2022年7月2日音楽座ミュージカル ラブ・レター(草月ホール)
1時間50分休憩なし。
音楽座ミュージカル一回は観ないとなと思って取った。
・ステージが小さい。
芸劇プレイハウスじゃなくてもシアターウェスト?とか、せたパブくらいあってほしい。
クリエでこういうのやってほしい。
大人数が所狭しと踊っていてすごかった。
クオリティに対して公演の内輪感、なぜ…。
・一階からだとセットが多くて大変そうに見えたけど2階からならそうでもないのかな。
そしてまさかの盆舞台。
・終盤で滝のように泣いた。
・11時台と16時台の開演だったんだけど主人公の第一声が今の日時と時刻で、その後津波の話があるから16時なのは敢えて?
津波の時刻は最初のみんなが死亡時刻を言っていくところから多分客席も分かってたけど、最後まで関わってくると思わなかった。
・最初の曲で最後も締めるの良いよね…。
・死者たち?がバーレスクみたいな衣裳とメイクでセクシーかっこよかったのだが、常にアンサンブルとして登場していて「その場を再現してるだけの存在」とわかりやすいのも良かったのだが、なぜあの衣裳なんだろう。
それぞれがストーリーテラーでもある。
その中にずっとナオミさんがいるので察する。
・え〜ピアノ生演奏だったの(カテコ)
・客席老若男女いる、と思ったけどロビーの雰囲気からするに関係者が多かった?
ロビーのお花もすごった。HPに載ってたけど条件付きで受け入れてたらしい。そういえば久々に見た。
・みんな歌うっまいしめっちゃダンスもする、両方できる。
だからではないけど、あーこういうの笠松くん出てほしい…と帰り道ふと思った。
・ロビーの内輪感にはアレルギー起こしかけたけど、作品はすごく良かったな。
・会ったことない女性に恋慕する男性、というので百夜車を思い出した。だいぶ違うけど。
・白蘭のくだりも結構涙目になったけど、最後の「あなたはそこにいなかった、ただそれだけのこと」で心臓を鷲掴みにされるようだった。
でもこの主人公はそれでずっと悩んでいたとかではなく、宮城に行かなかったから生きているということにも今になって思い当たったので、その辺はちょっと後付くさい。けどあまり気にならないのは、観てる側に「みんな死んだのになんで自分が生きてるのか」「なんで死ぬのは自分じゃなかったのか」という思いがあるからだろうか。
・色々とカムフロムアウェイぽくもある(ラブ・レターの方が初演は先かと思うけど)
・あとに繋がる歌とかフレーズがうまい…。
「海」「いのち」「ただそれだけのこと」
・変なギャグがない。気まずくなるところがない。
・ショーストップ系の曲ががっつりあるけど拍手はあまりさせないスタイル(するところもある)
・ヤクザを単なるかっこいい悪役ではなく搾取の構造として描いてるのも、なんか良かったな。
・最初の美術館風のセットはがっつり小道具…と思ったけど全体的に物は少なめ。
階段がぐらついてて心配になる。
ワンマンみたいなシャラシャラカーテンで大道具も役者も出入りするから何度か引っ掛かってた。
まだ2日目だもんな(でもあれ出入りには向いてないと思う)
・90年代の新宿!みたいなヒップホップ調の曲がおもしろかった。全体的に、日本の現代史(ひと昔前)が舞台で服装や音楽にもそれが反映されてるのが分かりやすく、おもしろかった。
・客席に介助犬と来ている方がいて介助犬がめっちゃおりこうだった。
クリエイティブ
原作:浅田次郎「ラブ・レター」(集英社文庫『鉄道員』所収)
オリジナルプロダクション総指揮:相川レイ子
2022年公演
脚本・演出・振付:ワームホールプロジェクト
音楽:高田浩・井上ヨシマサ・金子浩介
美術:久保田悠人
衣裳:原まさみ
ヘアメイク:川村和枝
照明:望月太介・塚本悟
音楽監督:高田浩
音響:小幡亨
歌唱指導:桑原英明
製作著作:ヒューマンデザイン
キャスト(案より)
白蘭 岡崎 かのん
ナオミ 森 彩香
婆ちゃん 井田 安寿
ママ 清田 和美
吾郎 安中 淳也
サトシ 小林 啓也
佐竹 新木 啓介
竜二 上田 亮
正男 大須賀 勇登
巡査長 藤田 将範
パッセンジャーほか
尾関 そら
兼崎 ひろみ
北村 しょう子
後藤 さつき
酒井 紫音
辻 凌子
冨永 波奈
野田 ゆかり
姫本 梨央
毎原 遥
五十嵐 進
佐藤 伸行
林 芳弥
入江 真衣果
木村 弥素子
濱口 喜惠
山西 菜音
生島 稜大
泉 陸
木村 匠