2023年1月11日ミュージカルテニスの王子様4th 青学vs氷帝(TACHIKAWA STAGE GARDEN)
1階Lブロック(下手サイド席)
首がちと疲れるけどそれほど見切れない。
面白かった〜〜!
テニミュというかテニプリ未履修なので全然内容を知らないが、過去に唯一観たテニミュも青学vs氷帝だった(ということを今回観てたら思い出した)のでキャラ名とかは大体分かってきた。
シュプレヒコールのような台詞回し。
連綿としてるけどそれぞれ声の違いが分かるから楽しい。
立ち位置なんども変わるのに観ていて混乱しない。巧み。
ラケットなどの小道具を落とさずに受け渡しするの、いちいち結構距離があるのに凄い。
と同じことをグローリー・デイズでも思ったのだがテニミュ仕込だったのだろうか…。
ボールを追う目線がすごい。
試合終わり、学校同士が向かい合って「ありがとうございます」と礼をしてから、今度は一列に客席に向いて同じことを繰り返す。
学校同士でやった時と同じように手塚と跡部が互いに挨拶(?)するので「同じ場面の繰り返しを向きを変えて観ているだけ」と分かる。試合が舞台で舞台は試合……。
カテコでもショーでもキャラを崩さない徹底ぶりに心を掴まれた!
跡部様は降りないしお辞儀しない。
跡部の人、聞いていたとおりいつでも帝劇出られる上手さだったし、クリエをソロコンで埋められる力量。ミュージカルの発声(声楽?)がもう出来ている。
あと歌があまりにハイクオリティなので忘れがちになるけど台詞と演技も巧いしすべての音が聴き取りやすくて、他のキャストとの良い意味での差別化がすごい。
歌に芝居を入れるのもうまい。(歌いながら演技しようとして歌を潰す俳優もよくいるけど、彼は芝居のために歌を潰すことなく演技していた。)
ダンスはみんな出来てるしこの人もちゃんと出来る。
手塚もうまいけどキャラの造りもあって跡部の声の響かせ方が大変目立つ。
アカペラバトルすごい。
他の出演者も色々感想があるけど書ききれない…。
鳳の人は声高いしデカいしダンスうまいから目立つ。
あれをここでやるのか!?的コテコテな台詞回しと、テニヌというスポーツのトンチキさと、「なぜか歌う」というミュージカルのそれらしさがいい感じに合ってて、観ていてストレスが無いし入ってきやすい。
でも、「なぜか歌う」はあっても「突然歌う」と思ったことがなかった…。歌いそうだと思ったらちゃんと歌い出してた。これは地味にすごい。
ミュージカルという形式の中でも、緻密な構成で成り立つ方面のミュージカルらしさではなく(その面もあるかもしれないけど経験が浅いのでそこまで見透せず…)、「現実でここで歌うはずはないけどこの方が面白いよね」という感覚をメタ的に組み込む方面のミュージカルらしさを活かしている。
ストプレでテニヌをしても面白いかとは思うけどミュージカルだったら絶対もっと面白いよね、というとこに着眼してここまで育ったのすごいと思う。
前のテニミュの方がその辺もっと面白かったのだろうか。
連れて行ってくださった先輩に感謝!
前のテニミュも気になるし、他の試合もまた観たい。
クレジット
原作 許斐 剛『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ コミックス刊)
脚本・作詞・演出 三浦 香
音楽 坂部 剛/Yu (vague)
振付 遠山晶司(梅棒)/YOU
ラリー構成 浅井さやか(One on One)
作曲・音楽アレンジ 大石憲一郎/田川めぐみ
美術 松生紘子
照明 川口 丞/赤堀 誠
音響 門田圭介
映像 O-beron inc.
衣裳 屋島裕樹(ファムリズム)
ヘアメイク 蔦谷いづみ(アトリエレオパード)
テニス指導 扇浦泰祐(TEAM YONEXインストラクターズチーム)
歌唱指導 伊藤辰哉
演出助手 熊脇直介
舞台監督 中西輝彦/内田純平
アクション指導 高橋 光/六本木康弘(ジャパンアクションエンタープライズ)
キャスト
青学
越前リョーマ:今牧輝琉
手塚国光:山田健登
大石秀一郎:原貴和
不二周助:持田悠生
乾貞治:塩田一期
菊丸英二:富本惣昭
河村隆:大友海
桃城武:寶珠山駿
海堂薫:岩崎悠雅
堀尾聡史:りょうた
加藤勝郎:戸塚世那
水野カツオ:市川愛大
池田雅也:大野紘幸
跡部景吾:高橋怜也
忍足侑士:草地稜之
宍戸亮:広井雄士
向日岳人:小辻庵
芥川慈郎:横山賀三
滝 萩之介:中田凌多
樺地崇弘:栗原樹
鳳長太郎:明石陸
日吉若:酒寄楓太
観月はじめ:三井淳平
不二裕太:石原月斗
山吹
南健太郎:桑原勝
千石清純:TAISEI
井上守:北代高士
テニミュボーイズ
赤峰優、西岡諒佑、益川和久