観劇鑑賞メモ

諸々の自分用メモです。4季のオタクです。

2023年6月2日ノートルダムの鐘(秋)

1階下手側。通路側。
フロロー多め。

・高校生団体がいたからかもしれないけど、開演前に「携帯電話や携帯扇風機など、音や光の出る電子機器は〜」ってアナウンスしてた。携帯扇風機!たしかにね!夏はそうね!


●オーリム〜ノートルダムの鐘
・フロロー、最初の定位置に付く前から見つけられました。逆に前回誤認した人誰?
・第一声からめちゃめちゃ声通ってた。幸せだ〜。
・「犯罪者、外国人、そしてジプシー…」の憎しみいっぱいの言い方。

・クロードの声高いけどジェアンがそれ以上に高くて弟みあるし差別化されてて良い。
・CD芝フロローは明らかにジェア↑ンなんだけど今はどのフロローもジェアン↓ですか?
・ジェアンを引き留めようとするクロードの台詞「もう庇ってやらないからな」冒頭言い淀みがあってそれっぽかった。
・先々週も思ったが「兄さんは【ぼく】を愛してるから!」って強調して言うよね。そう聞くと何かとの比較に感じる。聖書、聖域、立場…。

・「でも神父様!?」ではなく「でも神父様ぁ!」

・病床のジェアンを抱きしめるフロローを見て、フロローのジェアンを守りたいという感情は、カジモドのエスメラルダを守りたいという感情と部分的に似ていると思った。守りたいという思いは愛なのか?
・「せえいき」って聞こえた。
・「俺の、子だ。」という区切り方。
・「ジェアン!!!」までの溜めが長い。
・そんな大きな声で叫んだらそりゃ赤ちゃん泣くわと思った。
・ベビーカジを振り落としに行く前にフロロー何か口動かしてる。何言ってるんだろう。
・アニメ版の記憶でいつもあの先に井戸が見えるんだけどその記憶がない人や思い出さない人には何が見えるのだろう。

・「この子を導いてやらねば 正しく生きていけるように」が一音ごとに区切られていて、教科書(あるいは聖書)の一節をなぞっているかのようだった。自分に言い聞かせている。

・カジモド変身でくるってするフロロー、前ほど主張が激しくなかった。

・ここだけでお腹いっぱいで「もう助けて…」ってなっている。

●鐘楼
・フロローが入ってくるだけでは空気は凍りつかないのだけど、話し出してから「穏やかなのに圧がある」怖さが表出する。
・ブチギレ聖アフロディージアス、こわすぎ。こんな先生いやだ。
・フロローに見おろされてうじ虫を見る目で見られる我々です。
・守る、と言ったカジモドを笑うときの笑い方が豪快。
・出掛けたいが行かねばならぬスタンプほしい。

●陽ざしの中へ
・光が満ち溢れていた。下手通路を指しながら歌う箇所があり、ニコニコと光を浴びた通路側の俺達は石像と同じほほ笑み😊を浮かべざるを得なかった。巻き込まれて石像になったの初めてだよ……。

●トプシーpt.1
・なんてワクワクする〜!で腕をワクワクする男性(野村さんだっけ川原さんだっけ)に乗せられてワクワクする女性(岩城さん?)。
エスメが軽率!と思う場面が何回かあって(カジモドを祭りに引き入れる、カジモドに首飾りを渡す)物語の描写として恐らく正しい。だからといってエスメは悪くないのも分かる。ただし若いんだなって思える。

●息抜き
・相手を奪われた川原さんが「引っ剥がされて取られたんだよ〜」ってジェスチャーで他の人(3枠さん?)に話してた。
・フィーバス、PTSDモードからの切り替えは剣を収める仕草。
・梅津さんのワイングラスじょばー

●タンバリンのリズム
・ねえ坊や、と呼び掛けられて照れるフィーバスとやれやれなフロロー。
エスメを見ちゃうな〜!
・スカーフ嗅いだときの表情、あれか〜。前回は覚えてない。

●トプシーpt.2
・川原さん?がカジモドに握手を求めておきながら離れたら気持ち悪そうに手を拭いてて、お前〜!
・打ちのめされたカジモドが這いつくばりながらフロローにすがるところ、フロローが冷たい目で見下ろしながらカジモドと距離を取ってて、わたしもその位置からその顔で見下ろされたい。

●ゴッド・ヘルプ前
・フロローとエスメが見てる方向的に、多分2階の先端くらいに十字架がある(ことになる)ので、実際の聖堂で上演するなら私達は祭壇側から出入り口を見るように座らなければならない。
・フロローの自分主人公っぷりがにじみ出ててすごい。世界が自分を中心に回っているおじさん恐ろしい。
・お前は………、頭がいいな。
・フィーバスがエスメと二人きりで話すことを示すためだけに一瞬だけフレデリックになって去る1枠さん。

●ゴッド・ヘルプ
キリスト教世界に生きていないエスメが「あなたたちが信じる」神であるキリストに祈るってすごい「受容」じゃない?
・ここだったか、蝋燭の光が舞台上でキラキラしてきれいだったの。場面場面の見せ方が本当によく考えられてるな…と。

●世界の頂上
エスメがカジモドに触れた(カジモドの認識する世界の中に入ってきた)ことで石像が立ち上がってカジモドとエスメの世界(カジモドの中で)になるの、か?
・でも困ったな、の言い方が可愛くて素敵でした。
・山下カジの「二人でいる」は必死のボディーランゲージだけどそれにエスメが呼応することで「言語」になっている。

●世界の頂上のあと
・「m、mmmミサのあと、探したんだョ。」
変わってた……。語尾で抑揚落としきってた。
・ごまかしのためにとりあえず言ってみる「だめじゃないか!!」が面白すぎるしカジモドがかわいそう。

・前回観た時は、やまはるエスメの方が少女に見える故にフロローの気持ち悪さを増幅してたかもしれない。
・シリアスなシーンなのに観ながらニヤニヤしちゃって、マスクしてるけど多分目が半月型になってたから、フロローがこっち向いてるシーンで思わず目をそらしちゃった。(見られてることはないと思うけど。)すいません邪悪で…。
エスメに激昂した後から帽子下がってきてる気がして(気の所為かも)ハラハラした。そのあと捌けずに舞台いるし。フードかぶるけど。

●酒場の歌
・フロローがどこにいったら良いのかあたりを見回して階段を見つけてた。

●酒場の歌のあと
・「僕に優しくしてくれました」でゆっくりカジモドの方を向くフロロー(無表情)からにじみ出る嫉妬。その後の怒りと優しげな振る舞い、この感じどこかで見たことある。敵対する存在を確認したら詭弁を述べて「俺達は仲間だ」と懐柔する手法……どこだ……。

●天国の光
・「誰かが心配してあげなきゃ」であって好きになってはくれてないのだよカジモド…。
・地獄の炎一幕かー!

●地獄の炎
・消火器もってきて!!!だれか!!!
・考えてみたらファイヤーの曲だから正しいのかも(???)
・前回観た時より「そのフロローならその燃やし方でしょうな」感が増してた。おそらく「泣きそうな演技」が増したから。前はあんなに泣きそうじゃなくなかった??

エスメラルダ
・松明を燃やそう〜の松明が、フィーバスがフロローから受け取る時点で消えちゃって、燃やそう〜!と思ってたらさりげなく隊員のと交換してて良かった。あれ消えるとすぐ点火できないのか。
・ここの合唱聞き取れなくなりがちだけどフロローは分かりやすくて助かりました。

●エジプトへの逃避
・高校生が笑ってくれないかと思ったけどなかった。

●茶番のとこ
・野中さんの方が茶番度高いな。
・カジモドがエスメラルダを匿おうって歌った旋律でフロローがエスメラルダを逮捕しようって歌うの良いよね……。
・京都みたいにナデナデしてないでさっと離してた。

●奇跡御殿
・「フィーバスとっ!」の松永さんはイヤンの型だった。

●牢屋
・スカーフ取り出すマジック(ではない)、左手を差し出しながらも顔を背けるフロローが苦しそうすぎて、描きかけのマジシャンフロロー2コマを完成できる気がしなくなった。
・スカーフの捻り方は野中フロローと比べるとゆっくりめ。
・松山エスメの怖がり方が100点満点で大変怖かった。エスメに視線が行ったせいかキモさと恐怖は前回(同じく下手から観た)ほどではなかった。ただ上手から観たら怖かったと思う。

●フィナーレ処刑
・ガチで唾吐いてた(さすがに顔まで飛ばなかったけど)
・火炙りを怖がるエスメの演技がすごい。
・パリの人々よ〜でどこか掴んでぶら下がってる光田さんのタッパが大きすぎて、その掴んでるところ本当に安全か!?って心配になった。

●フロローの最期
・死んだのか、の前はやはりピタッと立ち止まってる。
・スカーフをエスメのお腹に乗せるのいつも気持ち悪い。
・カジモドが成長したことでフロローに反抗してフロローの世界がまたひっくり返っていくこの瞬間よ。
・掴まれた瞬間の顔の恐怖と苦しみ方。
・這いつくばり方がまじ怖い。
・確かにジェアンとフロリカ見えてそう…。
・落ちてるときの足掻き方はそんなに激しくなかったけど足掻いてた。

・ここで「愛する人達はみんな」とか「二人とも」とかエスメとフロローを並列するカジモドがいつもこわい。

・物語のあとのフィーバスはどうしたんだろう〜。あれだけ落ち込んでても生きていけるのかな。エスメラルダの亡骸のそばで死んだのはカジモド(と思われる人)だし…。

●ラスト
・顔に泥(とつい言ってしまう)を塗る人々、やっぱりカジモドから見た世界に見えるなあ。山下カジだとそう見えるのかな。


●全体
・気圧に打ち勝つためにカフェインキメていったけど、過剰摂取して観るものではないと思いました。

●道口フロロー
・京都とはだいぶ印象変わりました。るーみっくではなかった。
・その時々の台詞が、その時々の役が頭の中で考えて発していることが分かりやすかった。どう考えてその台詞を発するのか、隅々まで練ってるんだろうな。
・常に泣きそうで(フロローが)、なんであーたが泣くんや悲劇のヒロインにでもなったつもりかって思ってたけど、この辺が「人間臭い」と思われてるのかもしれないなあ。確かに惹き込まれるというか共感しそうになるというか。泣きそうな割に着火消火の乱高下もすごいから振り落とされるけど。
・ボディーランゲージが本当に多い。
・京都より声量があると感じた。


●光田フィーバス
・野中フロローがいないから一層背が高く見える。
・ちょっと訛りのある台詞を聞いて(先日も聞いたけど)、もっと色んなルーツの人で集まって演じるノートルダムの鐘も観てみたいなと思った。合いそうじゃないですか?

●ワイスクロパン
・要点押さえて観客の視線を奪うの凄いな〜と思った。歌声の塩梅も勿論だし、あのヒラヒラついた衣裳の魅せ方を大変よく理解してるのだろう、身体の動きで映える映える。演出のせいもあるだろうけど、クロパンに注目すべきところはクロパンにしか目が行かない。




キャスト

カジモド 山下 泰明
フロロー 道口 瑞之
エスメラルダ 松山 育恵
フィーバス 光田 健一
クロパン 吉賀 陶馬ワイス

【男性アンサンブル】
野村 数幾
梅津 亮
今村 綱利
町田 兼一
川原 信弘
平山 信二
手島 章平
松永 涼吾

【女性アンサンブル】
岩城 あさみ
久居 史子
奥平 光紀
松本 菜緒

【男性クワイヤ(聖歌隊)】
柳 隆幸
篠田 裕介
山口 泰伸
石井 駿人
楠木 稔
志村 知紀
井上 隆司
和田 ひでき

【女性クワイヤ(聖歌隊)】
中村 侑佳
葛葉 かな
瀧本 真己
日和 歩乃
薄井 美伽
北野 有希依
吉田 瑛美