観劇鑑賞メモ

諸々の自分用メモです。4季のオタクです。

2021年6月27日昼 アナと雪の女王(春)

S1後ろから数列目。
直前に拾ってmy初日を早めた。

・期待以上でも以下でもなく、注文通りの料理が出てきた感じ。満足満足。

・阿部よしつぐがオーケンやってるの容易に想像できる〜と思って竹内くんを観てた。
はじめの台詞は「阿部よしつぐどうやって?」と思ったけど歌になって長く伸ばすとことか高低の行き来とか歌が上手い人向けのシーンということが分かると成程すぎた。
なんなら竹内くんの隣によしつぐさんが見えた(竹内くんすごく良かったよごめん)

・みんな知ってる!?クリストフもオーケンも前までエリック王子だったんですよ!?

オーケンの場面好き(ガストン…)
アキラ100%はBWもやってるの?(笑)客席の空気が凍りかけていた(拍手までの戸惑いの間)
ああいうの私が子供の頃に観たら子供心にトラウマになるというか気になっちゃうやつだな。
タオル巻きの時点で裸スーツ着てる…とは思ったけどすっぽんぽんになるとは。
疲れてたらだめだったかもしれないけど受け入れられた。

・山本さんこんなに小さかったっけ(踊れるなー)
身長ネタもあるし、他に誰かできるの?と思ったら石野さんという人がダブルキャストか。ベテランぽいんだよな。観たことある人かな。

・三平アナの声、登場してすぐはいつもより低いと思ったけど最後は高く感じていた。
生まれてはじめてがあまり出し切ってない感じがした。
とびら開けてで「そうだこの人身体能力馬鹿高いんだった…」と思った。
とびら開けてとか、声にどすを効かせるところもあって歌い方が強そう。
エルサもそうだけど映画の日本語吹替と違って可愛く綺麗に歌いすぎないのが良かった。

・男性客けっこういる。
ミュージカルファン、が来ている印象。
(外で、ジャファーの方が…と言っていた人達は早替えのこと言ってたのかな。すごいよねジャファー)

・瑞恵さん
瑞恵ちゃんが瑞恵さんになってしまった。
登場からエルサすぎて、あの太陽のような瑞恵ちゃんが笑顔を隠して…エルサ…。
エルサというキャラクターがとても悲しくて、色々考えながら見た。
自分もエルサのような誰かを追い詰めているんじゃないか、とか、エルサの部分が自分のどこかにある気がするけど具体的に出てこない、でもとても普遍的な話をしてる…とか。
笑うと嬉しい。
レリゴーの声とても良かった。
前の方だと浴びれるんだろうな〜良いな。
これからもっと良くなるんだろうな。
イディナのヒリヒリするような歌い方がちょっとあった。
凍ったアナへのリアクションは被ってて見えなかったから次回楽しみ(クリストフは見えてたけど動かなかったから、ああここはエルサが最初に反応しないとだよねと思った)
氷の城でアナに声をかけてくる時にスカートを直しながら出てきた。
あの時の穏やかな表情と空気ね…。

・物語は〜って始まり方もそうだし、フィナーレの曲が登場人物大集合になってるのも「物語です」感を強調していて良かった。
特にフィナーレは読み終わった本を閉じるような感じがした。
ディズニー映画の最後で本を閉じるところを思い浮かべた。
冬は終わった!の多幸感押し出し。
この場所には二度と戻らない、って言い方が力強い。

・船の事故あっさりしてる。
阿久津さんがアンサンブルで大活躍してるのが新鮮だし安心感ある。
でもパパのやり方は正しくはなかったなと思う。

・ウェーゼルトンの「特に女の魔法は」とか「女二人で」とかばっちり悪役やってる台詞が良かったな。
「この無知な男の話を聞くな」っていう台詞良かったけどこれ言うのハンスっていう若干説得力落ちる感じ。
あとウェーゼルトンさいご手のひらを返すのが謎。
言い間違いされるのが残ってるのはよかったし山本さんがうまくてちゃんと笑いが起きてる。

・ハンスは理知的だしものの見方はしっかりしてるんだろうな。
ただ深刻なまでに心が凍っていて圧倒的に悪。
腹パンじゃなくてビンタだったみたいだけど次は見れるかなー。
後半の低い歌がかっこよかった。

・神永さんがんばってモサい声を出していた。
アナを前に無力感を歌い上げるシーンの高い声で知ってる神永さんの姿を思い出す。
この人と出会うまでは自分を強いと思っていた、という「大切な人に出会って自分の弱さを知ること」を肯定的に描く歌が良いなと思いました。
この辺は映画からして気をつけて描かれていると思うけど。
その後に愛の何がわかる〜をリプライズするのも良かった、しつこくなかった。

・愛の何がわかるの歌、デュエットがきれいで好き。
追加曲全体的に好き。

・ヤングエルサの両親死んだ時のたまらなくなった表情、つらい。
表情とても上手だったな。

・ヤングアナ映画みたいに2段階いるかと思ったけど一人だった。
自転車漕ぎながら、とか難易度高いことばかりやってる。
Fixer Upperにいてくれて嬉しかった(元々のあのシーンの子役ボーカルが好き)

・雪だるま作ろう〜の最後で現れる瑞恵エルサ、凍ってるのは窓枠だけのように見えるけど映画の凍りきった部屋で膝を抱えてるエルサを思い出してつらかった→確認したら自分の体を抱きしめていて膝は抱えてなかった(座り込んでるけど)

・氷の心、が場面としてなかったのでびっくりした。
生まれてはじめての終わりまで拍手がない。

・隠れ人の目チカ

・1幕おわりやっぱりレリゴー
凄かったは凄かったけどどちらかというと瑞恵エルサの歌が凄いよね舞台面よりも。
「氷の結晶のように輝いていたい」じゃなく「氷の結晶(?)より硬く」だったと思う。そうなんだー。
perfect girlはなかった、かな。

・レリゴー終わったとき「おおお〜〜!」ってどよめきおこったけど私はトイレのために既に立っていた…(いつもならバッと立って出口に殺到する人たちがいるのに周りが全然立たないので戸惑った)

・どんどん氷化が進むアナの表現がすごい。
色々「ブロードウェイ仕込」感強いなアラジンより。
オーケンの店が細かく作られてたのが面白かった。
何をプロジェクションマッピングにすべきで何をセットにすべきかしっかり考えられてるのだろうな、気にならなかったから。

・生オケ嬉しい。
音が割れない。
カテコの指揮者への拍手強かった。

・オラフ、「ぎゅ〜っと抱きしめて!」じゃなくて「あったかいハグが大好きなんだ!」だから説明口調っぽい。
小林さんの台詞も四季の範囲なのでちょっと堅苦しいけど笑わせ方とかうまい(映画のオラフ笑わせポイントが結構残ってた気がする)
バラバラオラフ回収のくだりは被ってたから次回見る。
夏の歌でフットライトが出てくるの(笑)

・訳詞はサビとか馴染み深いところを意識して残してるような感じがする。
原語の意味に近付いたのかは分からないけど物語の進みには合うように直してるのかな。

・歌詞は何度か聞き取れなかった。
オケが大きい?

・「何をしたんだ!」「わざとじゃないの!」にスカーとシンバが重なった。責任感の強い子供に「何をしたんだ」は言ってはいけない

・説明されない事に「説明しても無駄って言われてる気がする」という話、経験あるようで無い…でも子供あるあるなのかな…みたいなことが引っ掛ってちょっと考えてた。

・怪物だ!ってエルサ討伐に来るやつ、野獣だエルファバだ。

・アグナル王のやり方ね…思うところあるよね…。
やり方が違ったらなんとかなってたんじゃないかなっていう(ラスト、ほんとに愛さえあれば、だったので)

・テーマは恐怖と、それを乗り越える愛だな。
恐怖はエルサが抱える恐怖、周囲が抱える恐怖。

・色々包括して示唆的で普遍的で、人生という物語を語るための物語というか、ディズニーはそうだよねの代表格というか。
これ自体が傑作舞台にはならないけどきっと誰かを救うよね、ただほんとに包括してるからピンポイントではない、個別の話ではなく、いろんな人が色んな見方で共感できる話だな。

・カテコでオーケンとウェーゼルトンが並んでるの、そこまで高身長でもないオーケンを高身長に見せる並びのように感じた(笑)
カテコの音楽、シンフォニックなフィナーレに比べて明るくポップだからあまり熱狂のカテコって感じじゃない。
アナエルサ一緒に出てきてくれるの嬉しい。

・ヤングエルサもヤングアナも今日が初日だったんだ、と思うとあの堂々っぷり…!ほんとすごい…!いや稽古では何度もやってるはずだけど、お客さんを前にあれやったのは二人とも初めてだったってことだよね。すごい。(あっでもプレビューはどうだったんだろう)
他のキャストは割とまだまだ始まったばかりって空気を纏っていたから、よりそう見えたかもしれない。冒頭ずっとあの二人だから大事だなあの安定感。

・結構、映画の2の情報を前提としてるような。アグナル王と王妃が出かける理由もはっきり言ってたし、王妃の出身のことも言ってたし(これ映画無印でも言ってたっけ)

・隠れ人、呼ぶ形式なの整合性も取れてたけど成程舞台〜と思った。向かわなくていいの良かった。

・途中でふと「マシュマロウとか出ないかな〜出ないよね〜」と思って結局出なかったんだけどその直後オラフが出てきた。オラフのこと忘れてた。マシュマロウは覚えてたのに。

・サンドイッチ消滅。
トナカイへの愛情は異常だよ、のリズムが好きだったけど「異常なくらいさ」で終わってた。 

・氷ニョキーってところはラプザを思い出した。


キャスト

エルサ 岡本 瑞恵
アナ 三平 果歩
クリストフ 神永 東吾
オラフ 小林 英恵
ハンス 杉浦 洸
ウェーゼルトン 山本 道
スヴェン 沢樹 陽聖
パビー 大森 瑞樹
バルダ 松本 菜緒
オーケン 竹内 一樹
アグナル王 阿久津 陽一郎
イドゥーナ妃 髙岡 育衣
ヤングエルサ 佐々木 奏音
ヤングアナ 桑原 広佳

【男性アンサンブル】
姜 大舜
計倉 亘
小林 清孝
笠間 大樹
寺尾 聡馬
手島 章平

【女性アンサンブル】
榊山 玲子
小林 由希子
塩住 珠希
青柳 絵里奈
海沼 千明
柿野 麻季
浦山 遥