2021年6月30日昼 首切り王子と愚かな女(PARCO劇場)
面白かったのでリピートしました。相変わらず役名が曖昧です。
・途中心地よく眠くなってたんだけどヴィリがトルに駆けつけるところから泣いてた。
マスク一枚だめになった。
立ってる人もいたけど今日は立とうと思わなかったので座っていた。
・前はなかったところで笑いがたくさん起きてて、多くは自分には笑えないところだったので、またそれでなんか滑稽な空気が流れちゃってて、いや滑稽な話ではあるんだけどそうやって笑われる生きづらさの話なのでなんかつらかった。
「これやらないとあなたも私も後がない」に笑いが起きるのとか、うん、滑稽なんだけど…。
・コミュニケーション難しい。
裏切った裏切ってない、嘘ついた嘘ついてない。
本当のことしかないといけないのか?そうじゃなくても、本当のことしか受け入れられない人はどう生きたらいいんだろう。
・何が正解?と問い続ける人の命を奪った人にこれが正しい、と言われるなんてたまらなく嫌だ。
・ツトムの考えがロキの幻想からはなされてるのか?と前は思ったけど好きな人を通してしか物事を考えられないのが愛だ、とわかった。
・もはや自分一人では生きる理由を見つけられない世界だから、誰かに「私が望んでるから生きてるんでしょ」とか「お前に託す」「自分が見れなかったものを見て聞けなかったことを聞け」とか言われないといけない。
「この世界に見るべきものなんてあるんだろうか。触れるべき人などいるんだろうか。」と思っても、誰かが誰かの生を望むから生きる。
生きるに値しない人生でも。
「人は一人では生きていけない」の表現の一つだな。
・肉の塊。
島で生きる意味を見失ったトルは自分でそう思っていた。
死ぬと本当に、客観的に、ただの肉の塊になる。
肉の塊→動物に自分を食べさせてあげたいと言ったで引き継がれてるんだけど最期の「虫酸が走る」はきっと少し違う意味になってる。
コミュニケーションが成り立たなくても、酷い有様でも、ひとりではない。だからそうおもえる。
・どんな人でも、生きたいと思っていい。
それが希望だったな。
リチャード三世にも通ずるのかな。
・リーガンとしては死んでも城に行っても家族を見放すのは同じだったし、見放さなかったところで何も変わらなかったから家を去るときにあんな風に話ができる。
牢屋でヴィリと並んだ時に素に戻るような感じする。
「ここには民がいないから」楽園のようになる城を放置する政治は悪よ…
馬を走らせるヴィリの心が痛むのは自分が母と生きてきた世界を思うからだろうか。
・さいりちゃんの声が良い。1階後方でもこんなはっきり聞こえるものかと。
・馬にじゃれつかれてるロキかわよ
・前回より台詞が聞き取りにくかったのは席のせいか、力み方のせいか。
ヴィリ「託されたから!」と前聞こえたところは「託された」しか聞こえなかった。
他全体的に力が入ると聞こえなくなる。
・ロキが死んでツトムの時間だけがゆっくり動いてる。
側近の人(名前わからない)に縋り付くツトム、少し遅れて応える側近の人。
・「あんな女のことで」っていうツトムの台詞は現場を見てなければ「そんな女」になるはずで、そこにロキも引っかかったのでは(引っかかる顔をしてる)
クレジットはこちらと同様