観劇鑑賞メモ

諸々の自分用メモです。4季のオタクです。

2022年6月12日ノートルダムの鐘(KAAT)

サイドB席から。
柵が舞台を横切るので演者の顔にも被るからそこそこ邪魔だけど近さが良い。トイレも行きやすい。

・休憩中に舞台を観に行ってる人達がいるのもおもしろかった。オケピないけど鐘は見えるんだっけ?

・カジモドの発話障害は発達障害っぽくも見えるけど、実際は鐘で耳をやられて声を聞き取れていないだけで、あの場所で育たなければこうならなかったのかな。
・石像たちの言葉もみんな自身の言葉だと思うと思考も十分に成熟している。

・自分の都合の良いようにエスメラルダを解釈するから支離滅裂なフロロー。

・人々に対して勝手な線引きをして優劣を決めるフロローは反面教師にしたい。自分もやってしまっている。

・花嫁のように…とか、ここにいればいいよ永遠に、とか言うカジモドも普通に怖い。
あとフロローを「愛していたのに死んでしまった人」としてエスメラルダと同列にしていること。

・岡村美南ほんとに凄い(知ってた)

・美しい曲の連続
全員すごい。

・寺モド良かった。声は安定もしてはいるけど安定感<澄み渡る声感。

・パリの人々に語り掛けるフィーバスをオペラグラスで観たら神永さんがかっこよくてびっくりした。

クワイヤが歌詞カード(ちがう)を持つのと持たないのとの違いは?

ピピンが観たいなあ!と思うラスト

・ラストの「あなたの心に何かが響きますように」みたいな歌詞は、ミサの一部(説教)としての台詞かもしれないし、あるいは夏夢の「つたない芝居でありますが」に近い謙遜の意味合い(ただの芝居だけど何か残ったらいいな、残らないかもね)なのかもしれないと思った。

・ワイスさんこんなかっこよかったっけ!(ごめんなさい)
登場時の台詞が詩のようにリズミカルで、その後の音も心地良かったなあ。
フィーバスを助けるクロパンの姿はやたらかっこよく誇張されてる気がする。語り部クロパンだから(?)
そうなると本当にフィーバスが助け出されたのか、エスメラルダのもとに駆けつけられたのかも疑いたくなる。
火薬煙たい。

・音響良かった。

エスメラルダに抱きつく(庇ってる)フィーバスを後ろから刺すフロロー、の図は一応あるんだね!
バレエ(と原作も確かそう)では二人が致してるところを刺すフロローの図だったから、昨日観たな〜と思った(笑)

・ディズニー映画版は筋書きをなぞりながら原作の描写をいかにディズニー水準に脚色するかはおそらく結構大変で、その中でも取り除きようがなかったのが多分フロローのキモさなのではないかと思ってる。

・それに対してフィーバスは、映画版が原作から考えるとかなりいいヤツで、舞台のフィーバスも原作寄りとはいえ展開上クズにはできないからかなりいいヤツで、なんかおもしろい。

・曲含め、ディズニー映画版のパロディとしての舞台版っていうのを感じた

・村フロロー楽しみにしてたし良かった。
芝フロローより聖書信じてそうだから怖い。
フロローの言ったことが全部裏返しになっていくの気持ち良い。

・アンサンブル見分けつかないけど坂井さんは分かったと思う。

・フィーバスの剣まぶしっ

・カジモドを道化の王に仕立てて良いようにおもちゃにする群衆と、ラストで顔に泥を塗って歪になる群衆を見せる舞台の製作者と、どう線引きをしたらよいのか。

・「顔に泥を塗る」が日本では慣用句なのおもしろいよね。英語仏語でも近いものあるのかな。

エスメラルダの直接的な死因が分からない。
ギリギリまで話せていたから煙とかではなく足元焼かれたこと?実際は足の大部分が燃えてしまっていたのかな。






キャスト

カジモド 寺元 健一郎
フロロー 村 俊英
エスメラルダ 岡村 美南
フィーバス 神永 東吾
クロパン 吉賀 陶馬ワイス

【男性アンサンブル】
武藤 洸次
中田 雄太
村山 剛
川原 信弘
中橋 耕平
平山 信二
手島 章平
玉井 晴章

【女性アンサンブル】
中山 理沙
久居 史子
徳山 稚子
坂井 菜穂

【男性クワイヤ(聖歌隊)】
柳 隆幸
伊藤 力
奥田 直樹
石井 駿人
千葉 晃樹
持木 悠
和田 ひでき
石本 高雅

【女性クワイヤ(聖歌隊)】
中村 侑佳
高居 洋子
葛葉 かな
潮﨑 亜耶
北野 有希依
川目 晴香
玉置 ともか
梁瀬 彩加