観劇鑑賞メモ

諸々の自分用メモです。4季のオタクです。

2022年8月25日昼シュレック トライアウト(東京建物BrilliaHall)

奇しくも代役上演の初日に。
アフタートークあり。

中通路より前のセンターブロック。
視界は問題なかった。

シュレックは映画も未見です。


・子供たくさんきてるので笑い声も多い

・一曲ごとに歓声を上げる人がここにもおる…。

・拍手のおき方が新喜劇か?

・歌がバリうまなのは分かるけど三重唱とかになると聞き取りづらくなる。
これ曲のせいじゃなくて音響のせい…?

・リピーターチケット大人2,000円引きで6,800円、安い

・あっなるほど、こぶたの一人がオオカミにスライドしたからこぶた二人だったのか…!(終わってから気づく)

・本国の映像と絶対見比べよう〜と思った。
前に何かで見た時は面白そうだと思ったけど、今回の演出ではあまり響く表現なかった。

・曲が明るくて良いのでウルッとすること多いのだが、なんか「変わってることが強さ!」みたいな論法はちょっとモヤッとするんだよな。
KAWAII歌舞伎にも思ったんだけど、「変わってる」という言葉を使うと相対的に「普通」という基準を作ってしまうというか、何らかの「違い」ありきで個性を語るのは結局その人の本質から遠くなると思う。
違ってても違ってなくても、それぞれ大切な存在って言える世の中でありたい。
変人(freaks)を排除していた側に「お前も変人だろ!」と言うことで「みんな等しく変わっている」ことにしたいのとか、それも構造として分かりはするんだけど…。

・手拍子、確かに何度かあったけど許容範囲…かな
こどもたくさんいるし!変ではなかった。

・歌詞、ソロでも聞き取りづらい

・盲目ねずみのシーンが好き かわいい

・トライアウトだから色々カットされてるようだけど通常バージョンならもう少しブラックジョーク多いのかな?
カットされているせいかストーリー展開が雑に見えて分かりにくいところも多い。

・おならのシーンとか汚いけど然程嫌な感じがしなかった。なぜだろう。

・差別される側が卑屈になって自己否定に走るというのは確かにありそうな話。
っていうか映画見ようかなー

・「層」と「そう」の話とか、日本語で面白くなるような言葉遊び(もう一つくらいあった気がする)が原語でどうだったのか気になる。翻訳の話もききたかったな…。

・とにかく代役バージョンでここまでミスなく(たぶん)やりきったカンパニーすごい。スタッフも出演者も。

・ジンジャーブレッドマンがいなかったとき、誰かに食べられちゃったのかと思った。

・マッチョの家来ズルくない?面白いしかわいい。
往復ビンタを怖がっている…。

・子役ちゃんがちびシュレック・ちび熊・ちびフィオナすべてやっててすごい。

・こぶた、鹿児島弁?博多弁?だったな。

・「変人」って他にどんな訳があるだろう。「変わり者」とか?
オウルハウス第一話が同じような展開だったけどあれはあまり気にならなかったんだよな。ってのを思い出しながら見てた。なにか違いがあるのか?

●アフタートーク

吉田さんMC
特殊衣裳とオーディションの回のためキャストは衣裳のまま登壇
(ドンキー、蹄の中からマイクが生えててかわいい)

吉田さんの年齢独身いらんけど話の回し方が上手でストレスない、、、

・はじめに演出の岸本さんから、無事に幕が下りて良かったこと(客席拍手)、実はオーディションの時点でアンダーを立てていたこと、感謝についてお話あり

岡村さやかさん(ジンジャーブレッドマンジンジーって呼ばれてた)と魔女)
・小さい頃から小さいキャラの声をやるのが夢だった。
・魔女とジンジーは切り替えるぞ、と思って変えている。
・(自分は自由にやっているけど)音響さんが一つのマイクで声により設定を絶妙に使い分けてくれるのがありがたい(魔女に合わせるとジンジーがうるさくなる、ジンジーに合わせると魔女が聞こえない)
ジンジーの裏側を見せてくれる。魔法の穴とマジックテープ(最初に出てきたときイーゼルから落ちない為)
・吉田さんから口の連動について質問があったが、ジンジーは可動域が小さいので、はじめはウやオの形にしようとしたけど諦めてとにかくバクバクやっているとのこと。

須藤 香菜さん(ママベアとドラゴン)
・ドラゴンは自分は自由にやっているが、バックステージの動画で口を持っている人(大村くん?)がエ行はこう、オ行はこう、と合わせてくれていることを知った。
・ママベアとの歌い分けはあまり意識していないが、ドラゴンと合わせてやったときに(無意識に)変わっていると気付いた。
(↓オーディションの話の流れだった気がするドラゴンの話)
・岸本さんいわく、はじめはドラゴンができていなかったので棒だけ持って疑心暗鬼に稽古してたらしい。
・まずドラゴンとして動いてもらってから、動線をつけていった。
・そのドラゴンとしての表情を見ながらドラゴン担当(という言い方はしてなかったけど)みんなで作り上げた。
・右の翼はピノキオの新里さん(新里さん「言っていいんですか!?」)
・吉田さんはドラゴンを最初に見たとき圧倒されたらしい。
・エレベーター上がったらまずドラゴンが置いてあってビビる。

新里 宏太さん(ピノキオ)
・まず鼻について
鼻の先にタグがついていて(マグネットで畳める)それを引っ張って伸ばす。
現在の形はver.4「もう変わらないと思いますけど…」
①はじめは鼻水のように見えるから変えて、②輪っかにしたが、稽古が進んで衣裳の手袋を着けてみると掴めないことに気付いてまた変えて、③現状に近くなったが楽屋で伸ばして遊んでいたらゆるくなってダンス中に伸びてしまうようになって、④マグネットで付くようにした。
・鼻はマスク状になっているので、吉田さん「歌うことへの影響は?」新里さん「めっちゃあります」
・鼻が痛くならないようにクッションのようになっているらしい。
・はじめはきつかったけど口呼吸に慣れた。
・衣裳は帽子から靴まですべて木目状になっている(腕・脚も)
・シャツの袖とズボンの裾は木に見えるよう厚くなっている、何か入っている。
ピノキオは通気性が良い方、ママベアも暑そうだしドンキーは滝汗かいてる。
・声域が高いことについては、元々低かったが、変声期にそうと気づかず(風邪だと思って)カラオケで歌いまくったら、治ったときにこうなっていた。
変声期に声を出しすぎたので声帯が伸びて女性のようになったらしい。
・オーディションでは順番が最後で、裏声で準備していたが、他の16人が裏声で歌ったので「(岸本さん達が)飽きたかな?」と思って一発勝負で地声でやってみたところウケた。
・海外でもピノキオは裏声で強く歌っているらしい。

オーディションについて
・歌がうまいということは基礎として勿論あるが、選ぶというと恐れ多い。
・一緒に作品をつくる仲間を某海賊漫画のように探しに行く気持ちなので、この人となら一緒にやっていけそうだという人を選んでいる。
・それぞれの決め手については、全員に言えるのは「自分を強く持っている人が好きなので」オーディションでも自分を強く出してくる人達とのこと。
・岡村さんと須藤さんは逆の配役も考えていて、岸本さんと小島さんはかなり迷っていた。二人「初めて知った〜」
・結果的に、須藤さんのハスキーな声はドラゴンに合っていて、岡村さんのジンジーと魔女で両方歌える声はなかなか無い、ということで今の配役になった。
・ドンキーは「良い奴であることとウザさがちょうどよかったから」(笑)確かに良いやつなだけでも、ウザいだけでも成立しない。

・最後の挨拶で岸本さんが「千秋楽まで、それと今後も」と言っていたのでやはりトライアウト後の本公演をやるんだろうな……配役とかセットとかどうなるのかな。


スタッフ

脚本・作詞:デヴィッド・リンゼイ=アベアー
作曲:ジニーン・テソーリ
翻訳・訳詞・音楽監督:小島 良太
演出:岸本 功喜
振付:岸本 功喜・中塚 皓平
美術:松生 紘子

キャスト

シュレック:spi→鎌田 誠樹(アンダー)
フィオナ:福田 えり
ドンキー:吉田 純也

ジンジャーブレッドマン:岡村 さやか
ドラゴン:須藤 香菜
ピノキオ:新里 宏太
オオカミ:鎌田 誠樹→岩﨑 巧馬(アンダー)
セロニアス:鈴木 たけゆき
みにくいアヒルの子:熊澤 沙穂
3匹のこぶた:岩﨑 巧馬
3匹のこぶた:大井 新生
3匹のこぶた:澤田 真里愛
ピーターパン:石田 彩夏
デュロックの兵士:大村 真佑
ヤングフィオナ:矢山 花
ファークアード卿:泉見 洋平